志縁・尊縁・結縁「三縁の会」特別記念企画 創立5周年 座談会 きのう・きょう・あしたを語る 2015(平成27)年2月22日(日)

参加メンバー

吉村 信二吉村 信二
「三縁の会」代表(塾長)。 1950(昭和25)年、福井県生れ。
若泉 敬先生(国際政治学者)の薫陶を受ける。
藤井 哲也藤井 哲也
「三縁の会」幹事長。 1978(昭和53)年、滋賀県生れ。株式会社パシオ代表取締役。大津市議会議員。
小林 永小林 永
「三縁の会」幹事。 1980(昭和55)年、新潟県生れ。サンセットクラウド代表。
後藤 正裕後藤 正裕
「三縁の会」幹事。 1980(昭和55)年、京都府生れ。株式会社ゴトウライフクリエイション代表取締役。
吉竹 延禎吉竹 延禎
「三縁の会」幹事。 1980(昭和55)年、香川県生れ。SY人事労務サポート代表。
吉村 信哉吉村 信哉
「三縁の会」幹事。 1982(昭和57)年、京都府生れ。株式会社Miyako Village事業統括部長。
仲田 匡志仲田 匡志
「三縁の会」メンバー。 1991(平成3)年、沖縄県生れ。NPO法人グローカル人材開発センター、コーディネーター。

吉村 信二塾長(以下、塾長):みなさんおはようございます。
「三縁の会」創立5周年の特別企画として、幹事のみなさんにお集まりいただきました。よろしくお願いします。

 

「三縁の会」のきのう

第51回新春の「三縁の会」 2015(H27) 1.22塾長:5周年の幾星霜を思い浮かべますと、まさしく感無量の心境ですね。
「三縁の会」では、一人ひとりが「熱き志を抱き」、互いに「尊敬の念を有し」、「心の絆を結ぶ」…志縁・尊縁・結縁という三つの縁(えん・えにし)を素心としています。
「自らが元気に!、会員相互が元気に!」「京都から日本を元気に!」を合言葉として、熱いおもいの磁場(エネルギー)を発生しているのです。

一人ひとりが、小さくとも「キラリと輝く一灯」「先見の明(あかり)」を掲げ、リーダーとしての自己研鑽と仕事(志事)の実践躬行に励んできたのですね。
私は会の代表(塾長)として、会員のお一人、おひとりの「熱きおもい」と「熱き支え」があったからこそ、5年間(第1回から52回の開催・平成27年3月現在)も継続できたんだと確信しています。

会員のみなさんに、お礼と感謝の気持ちで一杯です。
ほんとうに、ありがとうございます。

さて、アンカーマンの藤井幹事長さんから進めていただきましょうか。

藤井 哲也(以下、藤井):おはようございます。気づいたら、幹事長となって5年。 小さすぎる器ですが、みなさまに支えていただき今に至っています。 大きな時空列で座談会を進めていければと思います。

塾長「三縁の会」の「きのう・きょう・あした」という形ですね。

藤井:「三縁の会」をふりかえってみると、第1回は「ゆふな」(かつて四条烏丸三井ビルの地下にあった居酒屋)で。
京都の地下アジトの雰囲気でスタートしました。

塾長:残念ながら、今はなくなったんですよ。あの時は、懇親会費が3000円ポッキリだったんですよ。

第2回「三縁の会」 2010(H22) 5.6藤井:飲み放題で相当に、無茶ですよね。さかのぼること(「三縁の会」第1回目の)3ヶ月ほど前。吉村さんとお会いする機会がありました。
吉村さんと一緒にビジネススキルを高め、経営者としての志や資質を高めていく勉強会ができれば素晴らしいなと思い、みなさんにお誘いをかけました。
第1回目(平成22年4月8日)は16名の若手起業家や経営者そしてサラリーマンにお集まりいただきました。

塾長第2回目(平成22年5月6日)の写真があります!このころからメンバーも増えて、会場はWith youに移りました。このときに、お店の方が(飲み放題)「4000円やったらさせてもらいます」ということで、5年間値上がりせずずっと4000円です。(一同笑)

藤井:後藤さんはふりかえっていかがですか。

後藤 正裕(以下、後藤):正直、よう続いたなぁと。というのも、私が人脈もまだ無い、 お手伝いができないなかで、吉村さん、藤井さんのお力で、毎回平均で30~40人お集まりいただいていることがすごいなと思いますね。

塾長:初めてご参加された時は、前の会社でお仕事をされているときですか。

後藤:いいえ、ちょうど辞めていたときで、藤井さんは前の会社の先輩なんで、自分も起業したいなと思っていました。参加してみて思ったのが、みなさん経営者で仕事への意識が高く、その場では全然しゃべれなかったんです。

塾長:その素朴なエピソード。いいですねぇ。

後藤 正裕後藤:最初はすごい人に見えるんですよ。もちろん今もですけど、少しでも近づけたのかな。深い意味があって入会したわけじゃないんですが、気づいたら、幹事になっていて…もう辞められないんですよ!(一同笑)

塾長:藤井さんの策略にはまったのかな。

後藤:そうみたいですね(笑)。

吉竹 延禎(以下、吉竹):はめられたのに気づいていないという…。(一同爆笑)

塾長:こういう笑いのある座談会。とっても面白いよねぇ。

小林 永(以下、小林):2004年に、藤井さんに交流会でお会いしました。パシオの藤井さんという、ベンチャースピリッツにあふれた方がいると。
一緒にお仕事をさせていただく中で、2010年にメールをいただいて、すばらしい方(吉村塾長)がいらっしゃると聞いて。
そもそも中小企業の経営者のビジョンの無さ。瑣末なことに囚われている経営者が多いと感じていました。
志縁・尊縁・結縁で「京都から日本を元気に!」という明確なテーマがあったことに感銘しました。

塾長:「ゆふな」では、みなさんはじめての出会いが多かったですけど、すぐに仲良くなりましたね。

小林:そうです。いつの間にか、旧知の仲になったんですね。

塾長:ユーモアスピリットで、硬軟を掛け合わせていた。不思議と。

小林:いい意味で、若い会話がたくさんありましたね。
全体的に面白いという感じと、たとえ今来られていない方がいても、これから人が出会う場としては、いいなと思いました。
「三縁の会」という「駅」みたいな感じですね。

案内はがき塾長:いいですね!「駅」という表現。

後藤:面白い人いるじゃないですか。ぶっちゃけ、その人が会社経営と生計をどうやって立てているとか気になりますよね。

藤井:たしかに気になりますよね!

藤井:2000年に第二次ITブームがあったじゃないですか、そのころはやっぱりベンチャー企業を育てていこうという機運があった。その間、起業家が(多く)いたけど、なかなか上手くいっていない現状です。

後藤:その中で、潰れている会社もあります。

藤井:そのときにあって残っている会社が、10社中2社とかですね。

後藤:そこで、なんで潰れてしまったのかを知りたいですよね。

藤井:「三縁の会」に来ているメンバーは、上手くいっている会社ですよね。

後藤:上手くいかなかった方の話ほど聞きたいものです。

塾長:いいことを聞きました。北米のトップクラスのビジネス大学院に留学したい優秀な日本人(若手社員)は口頭試問で、成功事例ばかりを主張するのですが、跳ね返されるんです。
「失敗の美学」、つまりなぜ失敗したのか失敗をどのように克服したのかが大事なんです。
失敗の「耐性力」ですね。

小林:高校・大学受験からこれまでに失敗をしていない、エリートですからね。

吉竹 延禎塾長:「三縁の会」では、浮き沈みのある業界のメンバーもいますが、小林さんはどうですか。

小林:負けてますよ。

吉竹:さらっと負けてるといえるのは、勝ち組みの証拠ですよね。(笑)

塾長:吉竹さんはいつからのご参加でしたっけ。

吉竹:2011年ですね。でも緊張していて覚えてないですね。

塾長:(塾長の記録簿を見ながら)第19回からです。2011年11月10日。どんなお気持ちでご参加されたんですか。

吉竹:前職のときは草津にいて、大阪の交流会は行ってたんですけど、京都・滋賀地区でないかなって。そこで藤井さんに紹介していただきました。藤井さんはそのとき大津市の議員さんですよね。この人、何してはる人やろって。
すごい勢いで、握手してもらったのを覚えてます

塾長:吉竹さんは、ずっと幹事している印象ですね。

小林:明らかに大幹事?の貫禄がありますよね。(笑)

吉村 信哉小林:いつからの入会ですか。信哉さんは。

吉村 信哉(以下、吉村):第2回目からです。

塾長:はじめは親子の関係を黙っていたんです。

一同:そんなことはみんな知ってましたよ。(大笑)

吉村:プレッシャーはありますよね。普通のサラリーマンで、起業もしていないし、おしゃべりも全然なんで、最初は苦痛でしたね。

塾長:それは初めて聞いた。4回目で後藤ちゃんが親子関係をばらしてくれたんです。

小林:どんな経緯で参加されたんですか。

吉村:(塾長に)お前来い!といわれて(笑)。

塾長:詳しいいきさつは話さず「来いっ」て、そうやったな。

吉村:何をしたらいいんやろって、とりあえずご飯食べてましたけど。(笑)

藤井:まさかのちに会社を起こすとは思わなかったですよね。

吉村 信二塾長と吉村 信哉吉村:当初は考えていなかったんですよ。親は反対だったんです。起業なんて大きなリスクだっていってたんですよ。

一同:えー!!!

塾長:あの頃の「父と子」の小さな小さな会話ですよ!(冷汗)

吉村:確かに(前職の)会社でそう簡単に切られる(リストラ)こともないと思っていたんですけど。ちょうどそのときリーマンショックで、株価も下がり、どうしたらいいかなってところで、大学の友人が副業で成功していたので、そこで僕も一緒にと、共同で起業したんです。
そして、いつのまにか幹事役をしています。(笑)

正直いうと稼ぎたいという気持ちが強かったんです。成功の話を聞くと、死に物狂いでやればできるんじゃないかと
みなさんのマネをしてるんで

後藤:こいつらにできるんやったら、できるんじゃないかって。(笑)

塾長マネをすることは、学習することであり、大事な「教本」といえますね。
マネの後に「独創性・独創力」のオリジナリティーを発揮すること
が、とても大事なのです。

吉村:会社の運営など、みなさんのお話を参考にさせていただいています。

小林:(信哉さんは)「三縁の会」の人脈をうまく活かされてますよね。

第33回「三縁の会」 2013(H25) 2.21
吉村:そうですね。司法書士の櫻井 博さんにも相談させてもらってますね。会社設立のときは大変お世話になりました。吉竹さんは労務関係のスペシャリストなので、今もアドバイスを受けています。 インターネット物販をしていると、法律関係の勉強をしなければなりません。弁護士の佐賀 千恵美先生にも相談させてもらってますが、「経費はいいですわ」ということもあれば、お支払いをしていることもあったり。

吉竹:僕はぼったくり価格で請求しています。(一同笑)

吉村:(吉竹さんには)お友達価格でしていただいてます。

塾長:「三縁の会」は「お友達価格」という、あったかさ…があるんですね。

吉村:「三縁の会」の人脈はいいなって、今も感謝しているんです。


藤井:そろそろ次のテーマに行きましょうか。